#とうらぶ男子

男が刀剣乱舞にはまった。ゲームをきっかけに博物館へ刀剣を見に行ったり、関連する土地に足を運んでみたり

京都国立博物館の京のかたな展初日に行ってきた話

今回はキョーハクの大規模な刀剣展示を見に行ってきました。
100数振の刀剣を一度に見ることができる貴重な機会。
その初日に一日中いた体験レポートになります。

ちなみに、久しぶりの投稿ですね。
今年初めての記事です。
この間に三冊薄い本を書きながら相変わらずの全国遠征をしておりました。

一言レポート

まとめ

  • 一日中いてもすべての展示物を確認しきれないほどにたくさんの刀が展示
  • ライティングのいい刀は過去最高に見えたのでキョーハクさんありがとう
  • 初日は雨に行列に物販にとお祭り気分を味わえました。

特別展 京のかたな 匠のわざと雅のこころ

京都国立博物館の特別展のことです。
専用ページが用意されており「京都初の刀剣特別展!」と記載されています。
コラボ情報も満載です。

期間はいつからいつまで?

公式情報より

日程:2018年9月29日(土)~11月25日(日)
前期:9月29日~10月28日
後期:10月30日~11月25日

日程の注意点は前期と後期に分かれていることです。
細かくは前期の前半・後半。後期の前半・後半と4分割です。
詳細はこちらの出品一覧表をご確認ください。

例えば明石国行は前期のみ。
髭切の展示期間は前期の後半である10/16-10/28までと短いので事前に確認して予定を立てましょう。

京都国立博物館へはバスか徒歩か電車か

みなさんバスを使ってJR京都駅から行くかたが多いと思います。
しかし、観光で人気な今の京都は予定通りには出発・到着しませんので余裕のあるかた向けです。
地図を見ればわかりますが実は徒歩で歩ける距離ですので、元気があれば歩くことをおすすめします。

また電車を使うルートもあります。七条駅を目指せる場所から向かうのであれば時間も確実です。
大阪から阪急河原町経由で来る方は電車がオススメ。
観光で粟田神社建勲神社など北にいるのであればバスと併用するスケジュールを組むのもよいでしょう。

もちろん、1日中京都を観光するならお値段はバスが一番お得です。

 

当日

9/29(土)の初日を狙いました。
何度か行く予定でしたので人は多そうですが初日を体験しておこうと決めました。
台風で翌日の京都は楽しめそうにないので、その日はキョーハクに一日中いることを決めての京都遠征です。

そのレポートになります。

京都へ

雨と行列情報を聞きつつ迎えた朝。開館時間の9:30にあわせて移動開始。

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鴨川が見える四条大橋にまずは到着です。
雨男の本領発揮で雨がやんできたのに私が到着したら雨が強くなったというタイミングでした。
やめて。

そのまま祇園四条を目指して七条へ。
京都国立博物館に到着です。

豊国神社さんによりましょう

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そのままお隣の豊国神社さんに行って今日の一日の無事をお願いしに行きました。
旅のスタートはできるだけ神社さんよってお参りしたいんですよね。
このときちょうど9:30でした。

そのまま骨喰と豊国神社さんコラボの手ぬぐいに御朱印を頂戴しました。

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狙っていたのでゲットすることができてうれしかったです。

京都国立博物館の行列に並んでみる

その足で京都国立博物館に向かい行列に並びました。このとき10:00です。
係の人に聞くと1時間は待ちますとのことだったのでそのつもりで並びます。

ところが、列形成が素晴らしく常に移動し続けている状態で気持ちが楽で気がつけば門をくぐるというペース。
門の中で入場券を持ってない人は購入へ。
持っている人は電子チケットか紙のチケットで分かれました。

前売り券の電子チケットとコラボチケットの両方を持っていた私は電子チケットの列へ。
スマホの画面をあらかじめ用意してさくっと並ばずに引き換えと入場。
このとき10:20頃です。

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頂いたコラボチケットが180番目だったので朝は100人ぐらいは電子チケットで並んで混雑したのかなと想像。
基本的には紙のチケットの人が多いので電子チケットだと事前購入の上で楽に入場できますね。

入場後の混雑状況

中に入ると列が二つに分かれていました。

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こちらの図の通りですが、刀を見たい人は 平成知新館
刀剣乱舞コラボパネルや刀剣乱舞コラボグッズ(図録などの物販とは別)購入は明治古都館です。

このコラボグッズの行列がすさまじく長かったのですが、お昼をすぎるとこの列ははけたそうです。
特に売り切れ情報とかは聞かなかったのですが朝早く行く予定のかたはご注意を。
パネルとコラボグッズ販売が一緒のエリアにあるということですね。

展示の列の動きと講演会の受付

刀剣の列に並びます。
スローペースで列が動きますがこの時間だと20分待っただけで中に入れたのが10:40。
11:00から受付開始だった講演会の入り口すぐの列にそのまま並んで整理券をゲットです。

200人定員でしたが番号が120番代と間に合いました。
運がいいですね。順調です。

1階の新刀のスペースを狙っての刀剣鑑賞

早速刀剣鑑賞ですがその前に音声ガイド。

まずは、入り口で刀剣乱舞コラボの音声ガイドをお借りします。
通常の音声ガイドと列が異なるのでご注意を。
音声ガイドはいつものオープニング曲に加えて声優さんのやさしい声でそれぞれの刀の解説が記憶に残ります。

待機や休憩中に耳に集中すると心地よい時間。
特に五虎退のテンションで話されるときがいい。

ペースとしては12:00頃までは座って休憩しながら音声ガイドを聞いてののんびりペース。
3階からあまり刀を見ずに下へ下へと1階を目指しました。
がっつり見たのは三日月宗近(後列)だけですね。前列は50人以上の列をなしていました。

まずは1階がすいてるとみての移動ですが予想が当たっていてゆっくりと刀剣鑑賞を楽しみました。
長谷部派の部屋はライティングがすばらしいので最高ですよ。
展示の感想は驚きだけをとりあえず最後に載せておきます。

そんな感じで13:00まで休憩しつつ1階をぐるっとまわれるぐらいは楽しみました。

グッズ売り場へ

講演会の前に刀剣乱舞コラボじゃないグッズ売り場で京のかたな展専用のポストカードを購入。

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今までポストカード化していなかった刀たちを中心にゲットです。うれしいですね。
図録を買うならこちらの物販ですね。
私は荷物になるので帰るときに購入しました。

今回は図録の通販があるそうなので公式情報をチェックです。

記念講演会へ

グッズ売り場と同じフロアの地下が講演会場でしたので時間に合わせて移動します。
ちょうど整理券番号順で呼ばれてそのまま入って13:30-15:00の講演会を楽しみました。
今までの知識の総復習と新しい研究情報がきけたので史料を読むのがはかどります。

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記念講演会の時間帯は事前に抑えておくとよいでしょう。 公式情報はこちら

とらリンかわいい

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とらリンの名刺を頂いちゃいました。頭をめちゃくちゃいいこいいこしてなでました。かわいい。
昔、抱きしめてもらう写真をとってもらったことがあったぐらい好きです。
こんのすけにも会いましたよ!初日だけあって登場回数が多かったです。

刀剣乱舞コラボグッズとパネルとパフェ

講演会終了後で15:00を過ぎていましたがお昼ご飯をとっていませんでした。
刀剣乱舞コラボパネルを見てグッズを買ってからお昼をとることに決めました。

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明治古都館の中に入ったことなかったのですがこちらは立派な建物です。
コラボはこんな感じにパネルが展示されています。
グッズも販売されています。

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グッズはこちらをゲット。

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今回の明石国行の天から舞い降りてきましたポーズかっこよすぎます。
キーホルダーはトレーディング形式でしたので運試しで狙った明石がきてうれしかったです。

再入場可能なブラックライトを腕につけていったんキョーハクを後にします。
そのままお気に入りのお店のパフェを食べに行きました。

さあ、休憩をはさんで後半戦ですね。
土曜日は20:00まで特別に公開している日なので残り3時間で残りすべてをまわるつもりで挑みました。

刀剣感想

あとはたくさん見たことを鑑賞後に私のTwitterのつぶやきとみなさんのつぶやきから触発されて思い出したことをひたすらはっておきますね。
番号は目録の番号です。

  • 32:国永
    • 新発見と噂の国永が今回登場です。池田家伝来。
    • ライトが強めですが間違いなくその姿と地鉄のすばらしさを拝むことができます。
    • 初見で一番感動しました。
  • 151 刀 銘 吉行
    • あの拳形丁子の痕跡が見える。今までで一番見える展示です。
    • 一歩下がってかがめば見えます。ふわーっと浮き上がる拳な形のだんだん刃文痕跡が。
  • 165 膝丸
    • よく見えます。あれだけ華やかに映りが見えて刃文の変化もあってその上で何より緻密なきれいな肌これが魅力的かと思います。
    • 後ろから見ることができることで銘の裏のへこみ。茎尻の細かい変化に厚みを読み取ることができます。
    • 同ケースお隣に髭切が展示予定なので髭切も裏が見えると期待が高まりました。
  • 65 太刀 銘 国俊
    • 見るの難しい(見るポイントを抑えていないとパット見わからないの意味)のですが、すごい情報量を保有しています。
    • 全体に沸映りが染み渡っていてじーっと見ているとどんどん情報量が増える刀です。
    • 角どなりの64の来孫太郎とあわせて国宝そろい踏みです。
  • 新刀がとにかくすごいですね。
    • 国広は国広展の規模感です。
    • 新刀のよいと思われるすばらしい刀が勢揃いでなにも考えずに見るだけで楽しめると思います。
    • 好みならNo.154の初代の助広。あの焼きの高さの妙。
    • 156は2代目の助広ははごろもフーズ感のはねた飛び焼きがまたあると思わせる安心の変化です。
    • 133の山伏時作も時代の近い山姥切国広を思わせるなんてんの実のような変化が素敵です。
    • 国広なら素材がいいと思わせる360度展示のNo.134の国広をじっくりと見てほしいです。白い。
  • 徳川美術館から出張の刀たちがとにかく輝いている
    • 実力がすべて出ているライティングです。
    • 49 包丁藤四郎。帽子の変化が好きです。
    • 63 名物鳥養国俊。そんなにいい刃文の変化を隠し持っていいたのかとうれしくなりました。見てほしいです。
    • 120 本作長義。ヤバい。長義の見てほしい刃文のすきまの本来の刃文の変化がいかんなく出ています。
  • 長谷部派の部屋
    • ライティングが最高です。
    • とにかくあのへし切長谷部の部屋に入った瞬間の輝きを見てほしいです。
    • そのほかの長谷部もみんなすばらしい。
    • 好きな黒川古文化研究所の伝長谷部(No.96)が今までの照明の中でも特に優れて見えました。
    • 村正も会津新藤五もあります。信国もいい。
  • 40 国宝 銘 吉光。帽子の変化がとてもかわいいです。身長が必要ですが地鉄の変化が間違いなく国宝と思わせるすばらしさです。
  • 32 国安
    • 珍しい刀の登場です。
    • ∩ ∩ ∩ ∩こう山なりの4つ並んだキュートな刃文。押形の情報を頂いて実際にあるそうなので是非探してみてください。
  • 123 名物桑名郷
    • 銘が見える裏おき。一枚帽子がバッチリわかります。
    • 単眼鏡で見たいと思わせる肌。郷らしい刃文の優雅さを楽しめます。
    • 郷を今まで見てきましたがその中でも長さが残っているのがうれしいですね。
  • 三日月宗近(No.7)はバッチリです。とにかく見えます。
    • 南宮大社の銘三条(No.8)さんの反りと併せて是非観察してほしいです。
  • 菊御作は菊の見え方調べたとおりで見たとおりでしたので、菊を探してみてください。
  • 35の則国。隣の久国がすさまじいだけに比べても負けない白銀です。あの白さ。粟田口の地鉄の高いレベルが拝めます。

20:00ギリギリまで鑑賞

とても楽しい鑑賞時間でした。
アンケートにきちんと今回のことはありがとうの思いをこめた応援コメントとここ私こうしてくれるとうれしい!を書いておきました。


おわりに

初日はお祭り気分でしたのでわーっと楽しみながら一日を過ごすことができました。
今回の京のかたな展。
間違いなく感動を与える刀の展示で後期も今後も期待できるので何度か行く予定です。