#とうらぶ男子

男が刀剣乱舞にはまった。ゲームをきっかけに博物館へ刀剣を見に行ったり、関連する土地に足を運んでみたり

今度は後期!福岡市博物館の特別展「侍 もものふの美の系譜」こと侍展

侍展の前期平日初日のレポに続いて後期平日初日。

行ってきました侍展の後期展示。
今回も刀ばっかりに注目した(武具もちゃんと見てはいますよ!)展示レポをお届けします。
後半は博多から北にある宗像大社の奉納刀剣展の話もまとめています。

一言レポート

まとめ

侍展|特別展 侍 ~もののふの美の系譜~The Exhibition of SAMURAI

福岡市博物館で開催された武具中心の特別展です。
刀剣全振を含む前期のレポートはこちらをどうぞ。

toukenranbudanshi.hatenablog.com

また、侍展の予想をまとめた刀の解説本をつくったのでこちらもよろしくお願いします。

touloveman.booth.pm

今回は後期展示に注目していきます。

後期はいつからいつまで?

公式情報より
後期:10月8日(火)〜2019年11月4日(月・振休)となっております。
最終日は三連休なので月曜日(普段は休館)までやっているそうです。

後期展示で見ることができるようになった刀は?

出品予定リストより二振です。
見てきたので早速感想も添えておきます。

  • 16 国宝 太刀 銘 豊後国行平作
    • 永青文庫さん所蔵の太刀です。これが刀置きで見える。
    • 太刀置きだと優雅な姿が見えるのですが刀置きだと刃文に注目。
    • 銘を見せるために佩裏です。
    • 裏側が見えるケース展示なので、佩表の龍の彫り物+梵字もちゃんと見ることができます。
    • 行平の特長の一つといっていいでしょう「湯走り」と呼ばれる刃縁に沿う沸の塊がはっきり。
    • 肌もねっとり感が伝わりますね。
    • 前期のみの安家と入れ替え展示。位置は正恒と入れ替えで正恒が左。行平が右と大典太より。
  • 37 重要文化財 太刀 銘 (菊紋)菊御作
    • 京都国立博物館所蔵の菊御作です。去年の京のかたな展でも展示された太刀です。
    • これが刀置き。隣が国安で京風の造りなので比較しやすいです。肌キレイですね。
    • 前期のみの吉岡一文字と入れ替え展示です。

ちなみに前期のみの刀は他に、義元(宗三)左文字と菊造腰刀を加えた四振でした。

展示の細かいバージョンアップにも注目

公式アカウントより、へし切長谷部。中務正宗。骨喰藤四郎。延寿は裏側展示です。
当日確認できたのですが、中務正宗は鎺まで裏側を表にして展示してくれていました。

福岡タワーにも注目

そういえば福岡タワーの刀剣乱舞コラボを見逃していました...。

www.fukuokatower.co.jp


当日

前期と同様に10/8(火)の平日初日を狙った一泊二日。
初日のお昼に福岡空港に到着後、福岡市博物館で侍展。
二日目は宗像大社(むなかたたいしゃ)も目指したのでそのレポもお届けします。

博多空港で天下三槍うどん

今回もお昼はうどんです!博多のやわやわうどん大好きです!

博多やりうどんさんの揚げ物は軽くておいしいですね。
うどん出汁にしみこませて食べるのもまたよし。
白いカレーうどんというマッシュポテトに埋まったうどんも気になります。

桑名江の等身大パネルがお出迎え

早速、福岡市博物館へ。

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列形成用の張り紙はなくなってましたね。
刀剣乱舞コラボの刀剣男士等身大パネルにゲームで実装されたばかりの桑名江が前期終わりに参加。
どーんと先頭に配置されていました。

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なお、この配置のためか前期と後期で他の男士の配置が変わってますね。

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右側だった左文字たちが左に。博多くんや骨喰は右に。
大典太光世は男子トイレ付近の隅っこから前に連れてかれてるのが微笑ましい。
あとは全力で展示を見ました。

後期の刀の注目どころは裏向き展示

大典太光世の物打ち付近の肌が見やすくなってる?と少しびっくり。
実際は不明ですが、細かなバージョンアップをちらほらしてそうで見ていて楽しかったです。
今回なんといっても公式Twitterで予告されていた裏向き展示でしょう。

中務正宗は佩裏の鎺の和歌が読めました。
「満(ま)寿(す)らを能(の)」から始まる文字がよめてうれしかったです。
骨喰藤四郎も差裏の不動明王毘沙門天梵字をはっきりと見ることができます。

あとは姫鶴の映り見やすい。
倫光の肌!!今日特に注目したけど大太刀なのに何事!瀬登太刀の映りの中の肌目好き。
正恒は数ある正恒の中でも豪壮で映りが激しく刀置きなので見やすいのでオススメ。

と新しい発見をメモしていきました。

なんといってもへし切長谷部

長谷部ってほんとすごくて。
こんなにもすごいのかとわかってきたってのが侍展で見た表と裏の展示だった。
へし切って皆焼に目がいきがちだけど、そこだけじゃない魅力があって理解できると
本当に唯一無二なへしだけの皆焼の魅力にまた戻る。

裏展示は長谷部の儚さをも感じる魅力で後期侍展も是非。

思わずつぶやいたTwitterより。

イチオシは中務正宗ですね

表のおだやかなのたれや互の目中心の統一感とうって変わって激しさと精微さんの入れ替わり。
長い金筋かと思ったら地にある地景。かと思えばつみつみな肌を見せたり。
この交互さは観世正宗を思い出す。端から端まで隅々まで鑑賞したい。

これも思わずつぶやいています。

晩ご飯もおうどん

www.hotpepper.jp

このサイトを見てしまったので、うわさの牧のうどんです。

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硬さ選べるのおもしろいなー。近くにあれば通うのになー。
博多いいなー。ご飯美味しいし安いし。いいなー!

宿泊前に定番の如水案さんこんばんは

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写真撮影OKありがとうございます。黒田組大歓迎。

二日目は宗像大社

刀が展示されているとのことで行ってきました。
博多駅を出発点としてJR鹿児島本線で小倉行で東郷駅へ。

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右側に降りると目的のバス停です。直通が便利なので時間は見計らって。
Suicaなどの交通系ICカード対応ですね。

宗像大社に到着したら、帰りの時間もチェックしておくとよいでしょう。お向かいにあります。

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1時間に1,2本ですね。

宗像大社を散歩

地図を見ながら境内を散歩しました。

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写真の本殿はちょうど結婚式が行われるので会場が整っていました。
その後、式が始まってお神酒を両家が頂いていてほっこりな時間もあとで拝見。

奥の高宮祭場は宗像大神降臨の地と伝わる場所。
樹々が囲っていて神が降りてくる場そのもので神聖な雰囲気にゾクゾク。
祭礼日があるので古来の風趣を見る機会があるんですね。

宗像大社 神宝館

沖の島の秘宝が拝める場所です。
島まるごと国宝扱いになった世界遺産の場所の宝なのでどれもすばらしいものばかり。
日本の歴史の大きな流れを垣間見ることができます。すごい。

刀剣展示

会期は公式ページより2019/9/21〜12/1まで。
開館時間は9:00から16:30で基本無休のようです。

思わず感動したのがこの太刀は蛙子丁子が所々に。
互の目に匂いは備前を思わせる造りを意識したかと想像しました。
新しい刀剣時代の幕開けは備前風を基盤に始まったのかと妄想。

この太刀はラメ感たっぷり風の地沸なのもいいですね。
末次繁光作とあり裏銘には出光の名も残ります。
他には宗像大社と縁のある出光佐三奉納の月山貞一の直刀も。

近くのむきむきの狛犬像もよかったです。

展示物が刀にかぎらずたくさんあるので最低でも1時間。
建物は新しく空間たっぷりで三階建です。
境内散歩とあわせて2時間あれば時間配分は満足ラインかと。

何度も侍展

そのまま福岡市立博物館へ。 f:id:poponainai:20191013113050j:plain

お昼をはさんで移動して刀剣展示で締めました。

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おわりに

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今回で私の侍展はラストでした。 侍展は平日前後期合わせて四日行ったことになります。
会期はままだまだあるので是非行ける方は行ってください!最高でした。ありがとう侍展。ありがとう福岡市博物館