塚本美術館さん。ご存じですかね?
刀剣類だけの展示を行う美術館さんです。
その春の展示、『来派を中心とした山城伝』のレポートを今回まとめておきます。
一言レポート
午後から貸し切り状態!
— ないな (@poponainai) 2016年3月9日
塚本美術館さんで来派、延寿、古青江、和泉守兼定、同田貫正国を堪能した。来場者限定の冊子もいただけたし、なぜか刀剣春秋もいただけた。3ヶ月に1回、展示変えるのと第3土曜日だけ休みはあいてるのでまたきたい。 pic.twitter.com/FpT6apri1H
まとめ
- 入場者が合計2名の日だったので、半日間鑑賞を独り占めの充実した時間
- 入館無料。基本、平日のみ。第3土曜日のみ土曜日が空いてます
- うわさの山姥切国広の写真が載っている冊子はご好意で頂けますがおねだりしちゃダメですよ
塚本美術館とは
以下、リンクより引用します。
塚本美術館は、刀剣類だけを展示するユニークな美術館です。佐倉出身の実業家、故塚本素山氏のコレクションをもとに設立されました。刀身400点、鞘250点の所蔵品の中から、3ヶ月ごとに約20点ずつを展示しています。
3ヶ月ごとに十数点、展示とのこと。
今回は、春先の展示を見に行くことにしました。
え!同田貫正国をみることができるの!と。
展示情報は?
公式ホームページがないので、会社のホームページのニュースを見るしかないです。
『来派を中心とした山城伝』の展示を知ったのもそこでした。
休館日にご注意を
休 館 日:土曜日・日曜日・月曜日、祝日、年末年始
休みの日は、第3土曜日だけあけてくれているみたいです。
しかし、見方を変えれば人が少ないチャンスに恵まれてゆっくり見ることができるということですね。
どうやって行くの?
東京駅を出発点と考えても千葉なので遠いです。ほぼ、成田です。
最寄り駅は京成佐倉。坂道を10分ほど登って少しまがるだけですが、意外と場所がわからないです。
南に一本道にまっすぐ歩いて、最後まがる瞬間だけご注意を。
建物はこんな感じです。
塚本美術館さんのすばらしいレポート
このレポートに感化されていってきたのですよ!!!
めちゃくちゃ助かりました。
当日
Twitterでまとめていたのでべたっとはっておきますね。
感想
写真OK。ネットでは正しく情報伝えてねとお願いされた。
— ないな (@poponainai) 2016年3月9日
ぐるぐると5周ぐらいしたけど、同田貫正国は無骨さよりスマートさやキレイさを感じた。刃文や姿見が美しいって感じた。肥後の歴史と来派の流れが断片から想像できてなるほどだったなー。 pic.twitter.com/mVRyySRFxt
来国行もよかったけど好みは来国俊かなー。よーーく見ると刃文の繊細さが光りの当たり具合で隠れた美しさを見せて吸い込まれた。二字銘か三字かすぐにわかるようになりたいので山城伝で予習したけど読み直そうーっと。 pic.twitter.com/o6HvunreSf
— ないな (@poponainai) 2016年3月9日
貞宗は相州伝の中でも好きだなーと改めて感じた。自分の好きなタイプ?が多い。 pic.twitter.com/vJ5OFnkKWm
— ないな (@poponainai) 2016年3月9日
刃文の土置の解説。丁字のパターンだとこんな感じだよって解説を見て規則性を知って勉強になった。 pic.twitter.com/o5PxO602MQ
— ないな (@poponainai) 2016年3月9日
作刀工程もわかりやすかった。今までの断片知識のすべてが合致した。これで何度か映像で見ていてたけどふわっとしていたところが補えた。材料に古地金を使うのは知識が足りてなかったな。 pic.twitter.com/qtaLkMbEPD
— ないな (@poponainai) 2016年3月9日
塚本美術館さんの今回(2016年1-3月)の目録となぜか頂いた今月の刀剣春秋。江雪左文字の会でお得な。
— ないな (@poponainai) 2016年3月9日
去年から噂の冊子も頂く。まんばこと、山姥切国広の解説と写真。これがほしかった!!小学生高学年向けの解説なんでわかりやすい。 pic.twitter.com/Uk5X05S9yc
※ 訂正:丁字は丁子ですね。
同田貫をちらり
出品目録
ふりかえって
- 3ヶ月まえの出来事だったのでまとめながらふりかえってみました
- 来国俊が好きだ!と確信したのがこの博物館だった
- 来派を比べることができたので、明石国行の記憶とも照らしましたが、国俊がどうも好きなんですよね。
- やっぱ、貞宗だな。うん。ってなったのもこの日だった。
- 以後、貞宗におぼれていきます。伏見貞宗を自分の中で評価できたのもこの日があったからかもしれない。
- まんばが掲載している冊子をご好意でいただけると聞いていた
- ご好意で配っているのであんまりネットで無料って言いすぎないでねとのことでした
- 同田貫正国のことはまだ全然その良さを違いを理解できてないですが、この日が初なのでした。
おわりに
塚本美術館さん。本当にオススメです。
いく機会が少ない場所ですが、わざわざ行く価値はあります。
まず、人がいない。じーっくりと刀剣鑑賞できますよ。