#とうらぶ男子

男が刀剣乱舞にはまった。ゲームをきっかけに博物館へ刀剣を見に行ったり、関連する土地に足を運んでみたり

2017年8月の刀剣遠征を振り返ってみた

8月に入ってからというものブログの更新ペースが落ちてしまいました。
これは、私も新刊こと本をつくって頒布するに挑戦したからなのと、
遠征続きで急がしかったことになります。まとめだけでも記録残しておきますね。

まとめ

新刊づくりで夏休みを放棄したわりには、北は一関市博物館と東北の地。
そして、南は鹿児島に熊本の蛍丸写しへと北と南にめいいっぱい伸ばした旅をしました。
個人的に好きな二大刀である伏見貞宗と生駒光忠を見ることができたうれしい夏でした。

弓張月の射るにまかせてゲットした獅子王

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推し!


8月は伏見貞宗から

ばみとずおを旅に出すという極生活なゲームのとうらぶ。

何度か見に行っている好きな伏見貞宗を見に行くところからのスタート。

飲んでて酔っ払いながらまわした小竜景光がきたり。

トーハクの寄付にと賛助会に今年も申し込みました。
中鉢美術館での展示をうらやましがりながら、夏はこのまま本を書くことに力をいれておりました。
夏休みのみなさんの動きを見てうらやましいなーと思いつつがまんがまん。

この年で本を書いたり出そうと思ったのは初めてで、父として前に進まず苦労しました。
出した後にブログ30記事文の労力はいるってぐらいに必死でしたねー。

新刀剣男子は郷。先ほど紹介した伏見定宗といっしょに展示されていた篭手切江でした。

のちに籠手切郷は、「第118回展観名物 刀剣のかがやき 刀装具のいろどり」で兵庫県で展示との告知。
去年の黒川古文化研究所の「第115回展観 明清書画の清雅・名物刀剣の冴輝・慶長小判の誕生」以来ですね。

一関市博物館へ行く

一年を振り返っても過去最高の刀剣展示施設でした。こちらはブログにまとめました。

toukenranbudanshi.hatenablog.com

鹿児島と今年3回目の熊本へ

遠征はもう一つこちら。

はじめての熊本です。どうしても国宝の国宗が見たくて。
この照國神社の国宗はエピソードがあって、海外から戻ってきた刀なんです。

空港からバスで市内へ移動して名物へ

神社を参拝して

お目当ての国宗です。ライト許可もらえたのが正解でじっくりですね。

バスの待ち時間に苦労しながら仙巌園桜島

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おひるが適当だったので夜は豪華に薩摩の豚肉だ。

鹿児島を満喫しました。暑い日だったけど楽しかったですね。

次は熊本で復元蛍丸

熊本遠征!いくぜいくぜいくぜー。 f:id:poponainai:20171229140441p:plain

水前寺成趣園で宿泊したので朝たっぷり散歩。 f:id:poponainai:20171229134821p:plain

お抹茶と加勢以多でほっこり。

熊本の古今伝授の間は、京都の日本でも有名な桂離宮と共通点が多くあるとの解説に心踊ります。
いつか、桂離宮に行きたいですね。

そしてクラウドファンディングでも参加した蛍丸へ。感動の写し並びでした。

熊本の商店街に戻ってここでもとんかつです。

一年ぶりの熊本城にうるっと。

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そして生駒光忠ですよ。一番好きな刀です。

加藤神社で去年来たときと見比べて

好きな林又七の技巧に目を細めるのでした。

そして、予定になかったエヴァンゲリオンと日本刀展。
一般のかたに人気で賑やかで想像より楽しかったです。

辛子蓮根を無事にお土産にして活劇刀剣乱舞の時間にまにあっての時間なのでした。

まだまだ日々は続く

日本橋三越刀剣乱舞コラボも。

「美に生きた細川護立の眼」細川護熙編の本を手にして美について考えるきっかけに。
永青文庫に行って横山大観とか見たくなって後に見に行ったりするのでした。

不思議なことに刀剣に絵画に禅と今まで出会った趣味をたどっていくと、
細川護立さんこと殿様に行き着きましす。能楽といえば幽斎さんでもありますしね。
細川家の美意識を今後は意識して旅したいものです。トーハクにも縁があります。

薙刀で平造りはないので小脇差かもという視点で見たいばみ。

刀と写真の謎にせまる

2005年に「佐野美術館における刀剣類のデジタルアーカイブ化プロジェクトの概要」の論文。
時期的にこれか。中身見たいけど会員登録しないと見れないかも。ここで佐野美とつながる!
そして、2009年に出た「短刀の美 鉄の煌き」。
これがリコー協力。初の応用技術図録になるのかなと見ている。  

該当の図録に目を通して解説をたどると以下の記述も。

図録に書いてあるが、2007年に多色拡散反射撮像法(MCIDR)を開発。
佐野美命名みたい。それを活かして国光の肌を写真に収めてみたと。
粟田口派と国光の小杢目文を探ると直系1mm程度とあるので人間の目で見えたのすごいよな。
だから、佐野美の図録の写真はすごいってことねー。 
研ぎの比較までわかる図録。
そして、2014年リコーより「日本刀デジタルアーカイブシステムの開発」の論文。
PDFだけどリンクあった。
ここに繋がり、今に至ると。
刃文や肌の再現はこのときから、もう一段回変わったのかも。引用に先程の論文も。

日本デジタルアーカイブシステムの開発

論文読んだ。フォトショに例えるとレイヤが6枚ある。
波長の異なる光を当てて重ねているんだとさ。
あと、やっぱり短刀の美での挑戦が初みたいだなー。
このときに目視に近づいたり、見えない彫りが見えるような効果もあったとりと進化。
中にはぬれ、潤いの表現が足りないという要求も。無茶なー。 

2005年が日本刀のデジタル革命の年だったのか。海外も電子出版か。 「Proceedings of the 38th Annual Hawaii International Conference on System Sciences」


おわりに

8月は特になにもしてなかったはずと思ったら遠征続きでした。
これだけで3,4記事かけちゃうので毎週何かしてますね。
このペースで次の9月もまとめてみます。