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#とうらぶ男子

男が刀剣乱舞にはまった。ゲームをきっかけに博物館へ刀剣を見に行ったり、関連する土地に足を運んでみたり

桑名で日本刀特別鑑賞会と村正展で君の銘は

今回も三重県。桑名です!
お伊勢さん参りして刀剣を見た後に桑名でがっつり日本刀特別鑑賞会
その後、桑名市博物館村正の展示を楽しみました。

一言レポート


まとめ

  • 現在の神宮徴古館(じんぐうちょうこかん)の刀剣展示がすばらしく行くべき
  • 桑名の刀剣鑑賞会は、古刀を手に持つ貴重な機会を得ることができて反りや刃文を楽しめた
  • 村正展は、展示数が多く2時間だと一周するのがやっとで観光する時間が取れなかったのでまた行きたい

神宮の刀剣3 -刀剣を崇める・奉るを考える―

刀剣の特集展示も今年で第3弾。今回はこれがお目当て。
平成28年9/2-10/2の展示と会期は短いですが、毛抜形太刀に蜈蚣切に有国と豪華そのもの。
展示作品一覧(※ PDF)より必見のラインナップです。

なお、今回の主役は桑名ですので、伊勢の他の情報は前回のレポートをご参照ください。

【博物館】特別企画展「村正 」のご案内

予告の時点からTwitterで盛り上がりを見せた桑名市博物館で村正などの刀剣展示が開催です。
会期は、平成28年9/10~10/16と約1ヶ月。利用可能時間は9:30-17:00。
全国から集めたのでは?という数の村正のラインナップにワクワクしてしまいますね。

日本刀特別鑑賞会

こちらは村正展との合同企画。
桑名市市民会館で4日間限定で、村正などを実際に手に取って鑑賞する機会が設けられました。
申し込み制のため、現在はキャンセル待ちとのことです。

準備

  • 名古屋、桑名、伊勢の距離感をつかんでおきましょう
  • 電車だと近鉄かJRになりますが、いきなり深夜バスで現地出発も可能です
  • 今回の桑名市は大々的に観光スポットをアピールしているので1日予定を立てるのがオススメ

当日

夜行バスで朝からお伊勢さんにお参り後、神宮徴古館で刀剣観賞。
伊勢うどんをつるっと食べたら桑名駅へ移動して、日本刀の鑑賞会。
残り時間で桑名市博物館にて村正を見に行くコースをとりましたが時間が足りなかったですね。

夜行バスで伊勢市駅前へ

寝て起きたら

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伊勢!

今回は夜行バスで東京は新宿バスタからの出発。
前回初めて伊勢に来たのですが、その3週間後にまた来るとは...思ってました。
もちろん、目当は刀剣です。

外宮参りをしたら神宮徴古館

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外宮で参拝。
朝7:30からスタートしたので前回よりもゆっくりと参拝することができました。
ただ、朝ごはんを取ろうにもお店が空いておらず、しばらく空腹でしたのでこれは調査不足でした。

その足でぐるっと外宮を一周


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この外宮入り口奥の空間にしばしみとれていましたね。
ほんといいところ。

バスで神宮徴古館

外宮入口前のバス停に9:00開館にあわせて移動です。
朝は1時間に3本ペースで神宮徴古館前行きがあり、8:30頃の便を狙います。
バスだと時間ぴったりとはいかずにソワソワしますが、ピカチュウなら仕方ないですね。

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神宮徴古館の有国の肌ツヤはもはやザッハトルテ


お目当ての刀剣展示です。撮影は禁止。
驚きとともに体中がざわつく毛抜形太刀がお出迎え。
是非、展示作品一覧(※ PDF)を見てそのまま行ってください!

刀剣展示・感想

  • 毛抜形太刀(伝 藤原秀郷佩用)
    • パッと目にした印象からゾワゾワ感が出てきて心躍る作
    • 持ち手がまさかの分解展示なので毛抜の装飾とそのパーツの細かさにまじまじと
    • 何より驚くのが直刀のつくりなのに太刀として見える腰元のカーブ
    • 急に反っています。これがもうビックリで、ずっとテンションがあがりっぱなしでした。
  • 伝 神息 蜈蚣切
    • 見た瞬間になんじゃこりゃと声がでる構造
    • 片手大剣と思わせる実践刀の雰囲気。絶対殺す系です。
    • 解説にあるように根本の尖刃がおもしろいですが、それ以上に姿見ですねこれは
    • この形はじーっと見てていてあきないです。絶妙なバランスの妙。見たことがない。
  • 重文 太刀 銘 有国
    • 御番鍛冶の一人にして、粟田口兄弟の一人でもありますが現存数が稀有
    • 太刀とありますが、造りは脇差でとにかくキュート。かわいい。
    • このかわいさをひきたてるのは、その肌ツヤです。めちゃくちゃつんでいて、それでいてこの光沢。
    • この光沢を見て、ザッハトルテ だと確信した
    • 解説にあるようによく探すとその肌の中に変化があります。地景大好き。
  • 刀 無銘(大和 保昌派)
    • 今回のダークホースです
    • 鎬に近づく2層に見える肌。大和派らしい柾目肌を見ることができます。
    • 板目と柾目が映りなの?ってぐらいに境目がはっきりしている合計4層
    • 解説にあるように柾目肌が刃区に見え、鎬側に板目流れる、だからですね
    • これは刀見ている人だと驚く見事さ
    • ミルフィーユって聞いたら、保昌だろって予想がつくぐらいわかる。
  • 刀 銘 國廣
    • 展示していると知らずうれしい誤算
    • 地景あるあるとうれしくなりいつもの大好きな三ツ頭のコントラスト
    • 健全だということがはっきりとわかる姿しています
  • 他の刀たち
    • 短刀の加州藤原家次作はわかりやすいぐらい砂流がくっきり
    • 砂流なら 刀 甚助清光の物打付近もわかりやすかったです
    • 国道はよくわかる雪解けのような沸は必見

展示中はパネルがこけている箇所を見つけ、伝えて直している受付の人と会話を楽しみました。
安くてもいい刀を得るなら靖国刀。刀剣担当の学芸員さんへの信頼。
展示の小柄に素剣の彫物の話を聞きつつ、拵の構造をレクチャーしてもらい楽しい時間でした。

小話の鎧通しは、右にさすってのが一番の衝撃でした。超接近戦だからなんですね。

帰りのバスは要注意だけど土日なら10分に1本

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伊勢市駅・外宮に戻るバスがあります。
神宮徴古館前神宮徴古館は距離にして5分。
余裕を持ってスケジュールを組んで、タイミングよく電車の時間にあわせて戻ります。

伊勢うどんを食べつつ電車の時間調整

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これが伊勢うどん!(こちらのお店)
初めて食べましたが、思ったよりもちもち仕立て。
おつゆじゃなくて醤油からめるタイプなんですね。あっつあつです。
なお、この距離感ならレンタサイクルの活用もありです(あとで知りました)。

伊勢市駅 -> 桑名駅

桑名の日本刀特別鑑賞会はお昼(12:30会場)の部。
青春18切符の最終日に1回分だけ残していたのでここでJRを活用。
1時間ちょっとで到着です。

ただし、ここで注意点。
途中の駅間が、伊勢鉄道を挟んでいるので追加料金を求められますよ。

名駅 -> 桑名市市民会館

さて、ここでレンタサイクルを予定していたのですが、桑名市物産観光案内所は平日はどうやらお休み。
あきらめて、徒歩。近いとはいえギリギリの到着でした。
早速、鑑賞会のはじまりです。

鑑賞会の流れ


  • はじめに挨拶後、今回の担当者である宮入さんのお話
    • 午前の部の経験より鑑賞時間を長くしたいとのこと
    • よって、お話は短めでそのまま次の説明者のかたにゆだねてはじまり
  • 今回は有名な刀なので、十分に堪能して、あとは調べてねよろしくとのこと
    • 一番の特徴は時代
    • 鎌倉初期から時系列に用意したよ
    • 鑑賞会の形態。作法。ルール。これで行くよ
    • 手を伸ばして姿をみる
    • ふくさをてにとって、地鉄の黒い部分を見る。蛍光灯の光をのせる。うつりも。
    • 裏、表を見る
    • 鋒からおかないようにね(これ、なれないとなかなかね)
    • おもったより水平にするんだなーとレクチャーで見て思った
  • この流れで刀剣解説をいただくのですが、持ち時間はなんと1人1分
    • 全員が今回展示の9振を見ることができるよう、定番の刀剣鑑賞会スタイルのようです
  • はじめは、刃文の見方だけをレクチャーして参加者全員がスタンバイOK
    • 4列x10人ちょっとを全員が見終わるまで鑑賞します(これだけで約1時間かかるのが想像つきますよね)
  • よって、待ち時間が非常に長くなるために、待っている間はお土産コーナーや他の人の動きを見る時間でした
    • おみやげ、買っちゃいますよね
  • 午前の部の経験より、見終わったら自由に好きな刀剣の前に列をつくるスタイル
    • この時間のおかげで、ゆっくりと目当ての刀剣を鑑賞することができました
    • つまり、1分しか見ていない刀剣がいくつもあるのですよ

ここでは実際に手にした刀剣の感想をまとめておきます。
なにせ、1分ですよ!1分!

鑑賞することができた刀剣と感想

  • 1.吉房
    • イチオシ悩むけど、鎌倉時代の太刀を初めて持ったという意味では吉房かな
    • わかりやすい丁子とうつりで派手
    • なにより、ビックリしたのが本当にすごい反ってる。真っ直ぐしようとしてニヤリです。
    • それを体験しつつ、とにかく軽いのにビックリしたのでした。馬上で片手なんでしょう。
    • これは何分か見ました。
  • 2.磨上 無銘 越中則重
    • 解説:新藤五国光の弟子?で正宗の兄弟子とも。
    • 松川肌の地沸が特徴で高倉健さん愛刀のことですが、あまりピンとこず
    • 好みなのか、1分しか見てないし判断できなかったです
  • 3.盛光
    • 解説:応永末備前。棒うつりに注目とのこと。大きい乱れもあるが、直刃出来とのこと
    • これ、人気なくて何回か見れて一番長く見て満足でした
    • 棒映りが見えなくて少し自信を失いますが、肌がとてもキレイで好みでした
    • 短刀ぐらい短い脇差だったはず
  • 4,5.村正
    • 解説もいっしょに長いのも短いのも村正だよと
    • 刃文がそろうのが特徴的とのことで短刀をくるくると何回もひっくり返して見ることができました
    • これも、3,1につづいてしっかり見ましたね。
    • あと、薄いよねやっぱりを過去手にした村正とあわせて実感できてうれしかったな
  • 6.ひろふさ
    • 解説:室町後期。村正写しとのこと。箱乱れに注目しましょうと
    • これも1分。箱乱れ確かにですが、村正何回も見てると違うなーがわかります
  • 7.越前康継
    • 茎に葵紋でしょと聞いて確認できました。はばきをずらして輪ゴムでとめてました
    • 解説より、康継って2代目で家督騒動があってややこしかったのか
  • 8.丹波守吉道
    • 解説:砂流が崩れて、同刀工の特徴の簾刃が見える。沸がわかりやすい。
    • 銘が上手。おかげ丹波とも言われる。
    • こう教えてもらったのですが、1分では全然読み取れず。今思い返してもおしいですね。
  • 9.長巻直しの刀
    • さねよ、さねご?清麿のお兄さんとのことなので、あの、真雄。
    • のたれ乱れが清麿と異なる特徴とのことでしたが、これも1分ではわからず。

この時間で、自分用のお土産の和菓子の村正も買い、刀剣を短い時間ながらも手にして満足。
ここでフォロワーさんと合流することができ、その足で村正展を目指します。
Twitter見ていると、午前も午後もみんないるなーと錯覚しつつの合流でした。

桑名の村正展のざっくり感想

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  • 2時間じゃ全然足りなかったです
    • よって、本当にさらっとした感想
  • 照明がよく、展示方法も工夫されていて、刀のほうからガラスケースぎりぎりまで近づいていました
    • 刃文とくに斜め45度から見た刀の景色は、ちゃんとおさえてるなーと
    • ただ、一階の右手側は、位置が高く身長が160cm欲しい高さでした(今回は用意が難しかったそうで)
  • 徳美の村正がイチオシですね
    • アルミ色感たっぷりで皆焼もここまでこんがりだったとはと照明の大事さを感じます
    • この初代村正は必見ですよね
  • 刀装具も多く、見所あり
  • 展示集中の工夫に子供用(大人もOKだよの補足)の特徴探しゲームがおもしろかった
    • フォロワーさんとわいわい葵紋があったとか、あの刀だとか楽しかったです
  • フォロワーさんと同行したことで、自分がわからないところの解説がありがたかった
    • 打刀拵の謎がここでとけたのでよかったです
    • 飛焼まわりの解説を聞きながらまだ知識が足りないなーとも感じました
  • 図録が大変よいです
    • もう、これを買いに行くためにいってもいいぐらいよいです

村正展の本気 君の銘は

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唯一撮影がOKの刀に本気の時事ネタです。

帰りは商店街内の保々屋さんの寒天アイスバー

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フォロワーさんと帰りの途中までごいっしょさせていただき、お先に青春18切符でおかえりです。
こちらでも、妖刀をイメージしたコラボ商品「妖菓村正」(お店7種のうちの一つ)が販売してますね。


さいごに


途中、ライブ帰の客と時間が重なり、慌ただしい帰路となりましたが「妖菓村正」がおいしい車中でした。
伊勢は1ヶ月以内に2回行けたことで満足でしたが、桑名は時間切れで二箇所しか回れず。
次回、村正店の図録を読み込んだ状態で、なんとかもう一回チャンスを作って1日桑名を観光しようと思います。