最近はインテックス大阪で薄い本を出していました。
福岡で刀や武具がたくさん展示される侍展が昨日から始まったんですよね。
最近はブログより原稿書いてます。
おひさしぶりです。ないなです。
今回は滋賀県は琵琶湖に沿う美術館である佐川美術館。
静岡の刀を多く保有する佐野美術館の名刀がところせましと展示された特別展に行ってきました。
一言レポート
佐川美術館で名刀は語る。
— ないな (@poponainai) 2019年8月24日
佐野美術館の寄託を含む刀と刀装具メイン展示。研ぎがすばらしい。全て新しいと感じるほどに特徴がよく見える。長光の厚み。正宗の表の樋の深さ。吉光の青さ。為次の好きな変化に古大和の肌と堪能。蜻蛉切の360度展示はうさ耳な刃文がよき。イチオシは国宗!#とうらぶ男子 pic.twitter.com/oJG0uBf0sT
まとめ
名刀は語る 美しき鑑賞の歴史 | 佐川美術館
目録はこちら:■出品リスト(名刀は語る).pdf
刀剣乱舞-ONLINE-コラボレーション企画もあることで注目を集めていた佐川美術館の特別展です。
2019年07月10日(水)~2019年09月23日(月)までです。
佐川美術館はどこにある?
滋賀県です。
概要(※ 注意スマホ未対応)より、あの佐川急便が創業40周年記念事業の一環として近江・守山の地に1998年に開館。
訪れたのですが建築として空間としての美が美しい場所です。
地図より琵琶湖から流れてくる川から水を通しているようで写真のように水と一体化しています。
当日
京都で他の刀の展示を見てから移動しました。
JR京都駅を出発点とすると湖西線を使います。
最寄り駅は守山と堅田ですが堅田にしました。20分ほどですね。
公式の交通アクセスが便利です。
名古屋方面ルート
の案内もあります。
堅田駅から降りて左側のバス停に行くと2番のバス停があります。
近くにコンビニもありますね。
時刻表を確認すると本数が少ないのでタイミングを合わせていくとよいでしょう。
バスに乗ると琵琶湖大橋を渡りながら湖に沿った佐川美術館に着きます。
移動は15分ほどです。
蜻蛉切がお出迎え
後期展示でしたので広い受付の空間の中で戦闘用の姿の蜻蛉切がお出迎え。
特別展の刀たちは撮影禁止です。
目録は係の方に聞いて頂く
目録がないので探してしまったのですが自由に持って行けないようです。
展示内の係の方におたずねしたところその場で箱のようなところから出してくれました。
目録は大活躍するので是非ゲットしましょう。
注目したい刀は 寄託
の刀です。個人の所有物を美術館に預けてそちらで管理と展覧をしてくれているんですよね。
所蔵(寄託を含む)の項目に注目です。
名刀とのじっくり鑑賞
とてもすばらしい刀たちがところせまし。
でも、どこかで見たような?と思った人は佐野
美術館に通い慣れた人ですね。
こちらの佐野美術館の刀を収録した過去展示の図録が役に立ちます。
そして、物販コーナーが充実しているのでこの図録も販売していますよ。
ここに記載されている刀のほとんどが展示されています。
通販はこちら:<佐野美術館蔵品シリーズ4> 日本刀 鑑賞のしおり
感想
私が感じたことをばっと書きだしてみます。
当然のように二周しました。
番号は目録番号です。展示の順番で感想は書いています。
- 4 一番はじめは利恒。杢目がくっくり見える。
- 三振並ぶ空間
- 1 古大和も杢目くっきり。このとき、肌が大変見やすい展示と気がつく。
- 2 安綱はぱっと見てすぐわかる
- 3 包平は二重刃がいいよね。
- 横からのぞけるケースが3つ並びつつ拵え付の豪華な刀が並ぶ
- 21 オススメ。真長。ケースの横から厚みが確認可能。匂+丁子の刃文が見事。刃文めっちゃわかる。
- 5 景則。これも肌!オシャレ拵に言及する人が多かった印象。
- 9 来国俊。帽子がすっきりカーブ。映りもよく見えます。
- 10 来国次の刃文好き。沸が強調されている来っていいよね。
- 正宗の横見えるし、国光のまっすぐな刃文にほれぼれできます
- 吉光と国宝一
- 吉光はほんとーに青いのでじっくりと
- 大好きな国宝一は、左右から厚みが見えてやっぱり薄いんだなと改めて感じた。
- 大きな空間に一番密集している刀の部屋へ
- 37 友行の帽子や葉の変化好き
- このあと、三所物や鐔の展示が並び刀がいくつか展示されたその奥に蜻蛉切360度ケースです
- 56 虎徹の刃文がおもしろかった。まるで刃文が二つ並ぶかのような地の中の変化・焼き方が見所ありです
- 51 藤原正弘の大肌よい。黒沸がよくわかる。
カフェで休憩
美味しいケーキセットを頂きました。
コーヒーの器が大きくておもしろかったです。
琵琶湖に思いをはせることができる風景をみながらのカフェおしゃれですね。
おわりに
行ってよかった空間と刀の展示に気分も高まりました。
ライティングがよくじっくりと見ることができましたね。
蜻蛉切は側面を見ることができるので、徐々に茎が細くなっていくところも観察することができました。