今年も終わりですね。
まとめ記事のラストの12月です。
さすがに遠征という形で遠出をしていないですが締めにどうぞ。
まとめ
- 刀ステをずっとおっかけてきたけどジョ伝の構成に感服
- 刀ミュを鑑賞デビューしてしまったがミュージカルの説得力すごいですね
- トーハクの企画の刀展示がとうらぶ実装後初というのが感慨深いです
人の縁を感じる読書
読んだけどこれすごい語り。歴史の生き字引。加えて著者解説の鉄と信仰の話がいい。荒神を祀るのは東北や九州。金屋子神。本社は島根県広瀬町の金子屋神社。たたら吹きが盛んだった場所。本州中部はお稲荷さん。伏見稲荷の土は沸かしつけの鍛接剤に適していたとか。それで、刀と小鍛冶につながるのか! https://t.co/7WMKel65OK
— ないな (@poponainai) 2017年12月1日
金屋子神社です。訂正。金屋子神。ふいご祭りの話の解説にありました。
刀のことを知っていくと民俗学の基本の鉄の歴史に行き着くのと、
奥州で学んだ本州と東北+九州という構図になるのほんとおもしろいです。
鉄は権力者の時代。そして、坂上田村麻呂の時代につながるのだと。
本の感想だと、焼場土に味噌とか塩を使う話や、GHQの刀没収のときに頼まれた刀の扱いで
竹を試し切りして古刀と新刀の違いを実感した話とか持っている話がおもしろかったです。
鉄の2000年の歴史を現場から知る書としておすすめです。
名著でしたね。
来てない子は小豆と謙信
毛利くんきたー!しかも52階じゃないか。びっくりした。キャプチャ撮り忘れた。やったー! pic.twitter.com/9ISaQGyTSQ
— ないな (@poponainai) 2017年12月1日
来年もとうらぶの動きが楽しみです。 コンサートもするらしいですからね。
根津美術館で鏨(たがね)の華 光村コレクションの刀装具
根津美術館で鏨の華。日本最大の刀装具保有で単眼鏡必須。閉館までじっくり一つ一つ味わった。庭園もよい。やっぱ、東明の粟穂図は豪華。後藤一乗の傑作と言われた鐔はすごいしかない。刀も多く前期行けなかったのが悔やまれる。来国俊や廣光はすぐわかる。雲次も。図録いっかなー。読む。買っていた。 pic.twitter.com/wKYh7Hderw
— ないな (@poponainai) 2017年12月2日
思わず図録を買うのですが、そのあと全コレクション本なるものも出て気になっています。
クラウドファンディングは久能山東照宮
プロジェクトのコンセプト動画がステキなので参加しようかなって思った人は見ておくといいよ。
— ないな (@poponainai) 2017年12月5日
国宝 久能山東照宮 秘刀に命の息吹を。刀剣修復ご支援のお願い https://t.co/I0LtvWAENT
私も一口申し込みました。御朱印帳が欲しくて。
研がれた後の姿を見るのも楽しみですが、来年早々に久能山東照宮に行きたいです。
はじめてのはなまるうどん
秋葉原を練り歩いてガチャのぞいたりラバスト買ったりとうらぶのクレーンで
一生懸命取ろうとして取りきった人を心の中で応援したりしながら、長谷部。
初めてのはなまるうどんで『栄養満点!“へし切長谷部”のおうどん』をいただきました。
甘みの強い油揚げが食欲を誘う。来て楽しいレシート。コラボしてますねー。
トーハク行くよー
今日はふぉろわさんとトーハクでした!いやー楽しかった。14室の刀剣コーナー需実してるよね。観世正宗にふふふ。いい。やっぱいい。俺にとってのTHE正宗はこの子だなー。図録を読むのも楽しみ。何回か来るぞ。
— ないな (@poponainai) 2017年12月9日
刀の写真じゃなくておたまじゃくしの根付の写真おいておきますね。 pic.twitter.com/XCTbe5yOr2
この日はフォロワーさんと刀鑑賞。
親切にしていただき、楽しい時間でした。
また、集まりたいですね。
考えてみるとトーハクがとうらぶ実装後の期間で
はじめて刀の企画展をしたんだよなーと感慨深い時の流れです。
またトーハクへ
夜のトーハクで刀剣鑑賞。光忠いいよねーもこもこで。映りもすーっととおってて好き。行光の肌は背伸びで。一柳安吉の帽子の変化楽しい。正宗比べ。観世正宗は完全に好み。この変化は見ていて楽しい。そして、城和泉正宗。じーっと見つめて変化を楽しむとゾクゾクする。すごいしかない。#とうらぶ男子 pic.twitter.com/DkhqG0hP6l
— ないな (@poponainai) 2017年12月22日
これが正宗国宝9振のひとつ津軽正宗(城和泉正宗)。
刃文と肌のあわせる魅力が他を圧倒していました。
すいこまれる鋒の金筋まで完璧ですね。
研ぎ師 小野光敬さんの存在
好みの刀すべてに関わる偉大なる研ぎ師さんの情報を得た月でもありました。
厚藤四郎しかり亀甲貞宗しかり。
江雪左文字もこの人。
他にも中津正宗にあの山鳥毛も小野光敬さん。
この時代の刀だけじゃなくて上古刀の代表作のほとんどは本間さん経由で研ぎに出された様子。
丙子椒林剣に七星剣はては正倉院のすべての刀剣を担当されたそうで、すごいの一言。
この時代の研磨法を発掘したレベルのかた。情報元は、上記写真の人間国宝シリーズ31より。
なお、正倉院の刀の研ぎは昭和27年開始の昭和52年終わり。実に26年。
平安以降の刀剣は国宝約20に加え重文に至っては約200。
惹かれたほとんどの刀剣がこのかたの研ぎだったのかと感動しまた。
本書は厚藤四郎の研磨感想が熱い。写真も白黒なのにびっくりするぐらい美しい写真です。
#もしもとうらぶに出会ってなかったら
#もしもとうらぶに出会ってなかったら
— ないな (@poponainai) 2017年12月27日
歴史の勉強もしなければ博物館に行くこともなく、一人旅はしない。図録も本も買わない。出会いもない。青春18切符を使うこともなく、ボランティアで刀剣鑑賞することもない。フィギュア買うこともなくコラボ商品にも飛びつかない。スマホゲーもしない。別人生。
薄い本も出さないしtwitterもブログもしていない。能楽見ないし2.5次元舞台も見ていない。
すべての入り口はとうらぶだった。僕の好きをたくさん見つけてくれた。これまでもこれからも。
最高だぜ刀剣乱舞。
出会えてよかったです。ありがとう。
コラボがすごいという月並みな感想
まとめでしゃべりきりましたが、刀ステは素晴らしいし、今まで見ていなかった刀ミュも少し見ましたが、
大変すばらしいものだと感じました。刀剣乱舞の派生コンテンツの幅は広く
今後も楽しみですね。ステの円盤買うぞ。
迎賓館の一般公開を添えておきます
国宝の噴水と建物も明治以降の建築物としてはすごいのですが、何より室内。
自然と笑顔になる圧倒的な美の造りはそれだけで説得力があるものですね。
美について考えることが多くなりました。
おわりに
自分の鑑賞遍歴見直し。ゲームして3ヶ月で光忠ほれぼれで、すでにトーハクに名古屋に熱田神宮に行って刀剣博物館で佐野美の館長さんの講演を著書を片手に聞いていた。あと澤田さんの講演にも参加。銘の有無や茎がうぶかも気にしてた。しゃがみ鑑賞もしてた。姿を見がちだが、厚の地鉄キレイと見てる。 https://t.co/JGrBrNqBzZ
— ないな (@poponainai) 2017年12月28日
刀剣にどう惹かれてここにいたったかと少しだけ振り返って気づく私の真善美。
分析をするように特徴を捉えるでもなく、趣味で判断しすぎるでもなく。
主観で捉えた感動を対話するように向き合いたくなるものですね。
また、来年、こんなテンションのわたくしとお会いしましょう!