#とうらぶ男子

男が刀剣乱舞にはまった。ゲームをきっかけに博物館へ刀剣を見に行ったり、関連する土地に足を運んでみたり

蛍丸の押形に導かれた刀剣遠征熊本編

今回は、復興支援の意味も込めて震災のあった熊本へ訪れました。
目当ては蛍丸の押形です。
すでに刀剣遠征をしている方々のありがたいまとめ情報をもとに出来る限り熊本を周りました。

一言レポート


まとめ

  • 押形から蛍丸の姿と大きさを想像できて満足した。確かに140cm近くある。
  • 九州復興割を使うことで熊本へお金を落とすことができたので少しは復興支援できた
  • 熊本城の今の姿に涙し、通潤橋の歴史に感銘した移動中心の旅だった

きっかけ

平成28年熊本地震に気を揉みつつも耳に入った九州ふっこう割。
いつも見ているブログの方々の熊本遠征レポートから感じる現地の情報と蛍丸の気配。
これは、熊本に呼ばれているとなと後押しされ、1泊2日の旅行を決行しました。

展示情報

計画段階では、玉名市に行けば同田貫関連を見ることができるのですが距離より断念。
今回は、蛍丸関連の展示2箇所を目標地点としました。

伝統工芸館 ベストコレクション「工芸を透して感じるその時代」展

蛍丸の押形は、熊本城近くの熊本県伝統工芸館での展示となりました。
会期は気がつけば7月18日まで。
4月からの展示ですが遠いとあきらめていたのですが今回狙うことにしました。

中世阿蘇大宮司家と宝刀蛍丸

公式情報より、会期延期のお知らせがありがたく、これが行くきかっけの一つにもなりました。
パネル展示ですが、通潤橋日本酒蛍丸をつくっている通潤酒造さんも近いので候補に選択です。
会期は、9月30日(金)までです。


準備

今回のポイントは復興支援を活用した旅費削減と、すでに熊本に遠征しているかたの情報です。

九州ふっこう割の活用

熊本の地震により、観光客が激減。キャンセルも増加。
その対策として政府が国庫を使って、熊本・大分で最大7割を補助する制度を打ち出しました。
今回は、これを活用しての宿泊と飛行機による移動です。

使い方はいたって簡単

旅行サイトがクーポン券を発行しているので、そちらに応募するだけ。
私が使った大幅な割引はすでに使われていますが、九州全土なのでまだまだ活用できると思います。
9月頃まで使えるので、とりあえず目当のクーポンをゲットして、旅の計画を練るのもよいでしょう。

ブログと動画情報の活用

いつも、遠征の参考にさせていただいている方々のルートをほぼなぞりました。
私の今回の旅のレポートはこの方々のまとめに近いものになります。
熊本に刀剣遠征する方は必見ですね。

とうらぶ日和|蛍丸の押形や写真、島田美術館を見に熊本へ日帰り旅をしてきました

  • 島田美術館
  • 熊本県伝統工芸館
    • 蛍丸押形
  • 通潤橋への行き方
    • 蛍丸パネル展
  • バスの活用方法と熊本交通センター
    • これがないと、行きたいところがいけませんでした。情報ありがたかったです。

各エリアの細かいレポートはこちら

同田貫狙いなら玉名市

準備しておいたほうがいいこと

  • バスの遅延時間を考慮した計画をたてること
    • 地震の影響があるので迂回路を経由することもあります
  • 電車やバス移動中心の人は電子マネーを補充しておくこと
    • 私は6000円ぐらいいれておくと安心ルートでした
    • 基本、車移動したほうがいいエリアです

この2点は特に大事。事前情報より非常に助かりました。


当日

1泊2日の旅行を時系列で今回は紹介したいと思います。
移動時間の長い旅となりました。

初日

羽田空港から飛行機で朝から熊本へひとっとび

いい天気です。暑すぎるぐらいです。
到着後、あらかじめ空港内で無料の地図や時刻表にパンフレットをゲットしておきます
実はこれ重要でして、現地の最新情報が頼りになります。旅行中、何度も活躍します。

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例えば、熊本城を安全にまわるエリアが案内されていたり、
バスの時刻表を見ると、震災影響を考慮した時間に変化していたりします。

電子カードが使える産交バス

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早速、空港のリムジンバスに乗り込みます。
いざ、バスの中継点である熊本交通センターへ。
初日の狙いは通潤橋なので、さらに移動します。

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到着後、目の前に大きなバスターミナルがあるのでそこに進みます。
ここで、5番乗り場の14番のバスの中の通潤橋で止まるバスを狙います。

バスの乗り場と時間に苦戦

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しかし、ここで次のバスが約2時間後と判明
移動も往復3時間。さすがにこの日はあきらめました。
作戦変更と計画を練りなおして、お昼をとりつつ2日目に予定していた熊本城を散策です。

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あとで何回も乗ることになる路面電車をちら見。この付近だと、辛島町ですね。

ランチは紅蘭亭太平燕(タイピーエン)

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商店街に入って熊本名物です。

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べたに有名店を選択。麺は春雨。それを受け取るスープもあっさりしておいしかったですね。

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熊本城の今の姿に涙する

食後は、徒歩圏内に熊本城があるのでそのまま散策します。

しかし、このなんともいたましい姿にいろんな思いがはせてしまい涙がじわり。
くやしいですし、復興に十数年かかると聞いているので今後の熊本城を見守り続けたいです。

城彩苑と熊本城おもてなし武将隊

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桜の馬場 城彩苑は観光施設ですね。人がわいわいしていて、観光イベントもやっていました。

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軽快なトークの熊本城おもてなし武将隊ゆるキャラなのに機敏な金蔵くんですね。

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おみやげを買うならここがよいのではないでしょうか。くまもんだらけの空間です。
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食べ物やさんもけっこうありますね。

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熊本城をぐるっと散策

城彩苑から熊本城へ。

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ここでは、遠巻きにお城を見ながら外堀を歩くルートが用意されていたので散歩しました。

加藤神社にお参り

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狙っていた、旧細川刑部邸や熊本博物館。また、場内周辺は地震の影響で入れず。
加藤神社に行くことは出来たので参拝。

ありがたく御朱印も頂きました。

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ここは、大天守が一番近くで見える場所。
雨風を防ぐ戸が閉められていなかったり屋根の割れ目からか草が生えている状態。
次来るときは立派に復興していることを信じてこの景色を覚えおくことにします。

熊本県伝統工芸館で蛍丸の押形を見る

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さて、今回の本命、蛍丸押形です。
城外を道なりに歩くと熊本県伝統工芸館を見つけることができます。

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入り口すぐのロッカーを利用して、中へ。お目当ての展示は2階。

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受付(一般210円)をすませて会場へ。写真撮り放題のSNSがOKと寛大です。

蛍丸の押形

一言レポートのとおりです。ここでは写真をばらっと並べてみます。

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同田貫もいるよ

今回で2口め。薙刀ですかね。
いつも、地鉄を見ると繊細な印象を受けます。シンプルさからそう感じるのでしょうか。
全体を見ると、質実剛健な様ではありますね。

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ほかにも展示は豪華

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刀はほかにも一口あり、鐔も見応えがあり、何より肥後金工の展示もあって工芸品として楽しめました。
熊本の工芸品の歴史を知るのにここはすばらしい場所だと思います。けっこう、長居しました。

市役所14階で熊本城を一望する

あらかじめ頂いた情報で、そのまま石垣の再利用の仮置き場を拝見しつつ

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熊本城をあとにして、フォロワーさんに教えていただいた市役所14階へ。

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市役所の目の前に熊本城の全景を見渡すことができました。
夜景も見ることができるそうなので、遅い時間帯もオススメですね。

青柳で馬刺しとからし蓮根

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美味しいものを食べてこの日は終了です。
今更ですが、からし蓮根って、細川家の家紋を意識してたんですね。
それにしても、この日は暑かった。熱中症対策必須です。


2日目

阿蘇に行く予定で、空港近くのホテルに止まっていたのですが、そのルートは断念。
初日に行けなかった通潤橋を狙います。あとは、島田美術館ですね。
ホテルの朝食をすませて、支度をして熊本交通センターへリベンジです。

通潤橋まで約3時間の道のり

熊本駅周辺でなかったぶん、この移動時間だけで約1時間30分。
ここから、さらにバスに乗って1時間30分です。

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山奥に連れて行かれる感覚が不安になりますし、降りても不安な場所でしたね。どこだ。

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降りる駅を確認しつつ目的地に到着です。

通潤橋を眺める

駅前到着後、通潤橋がお見えになりました。

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こちらも、今は近寄ることはできません。

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ありのままの通潤橋ウォッチ。

蛍丸パネルの展示

  • 物産展
    • 蛍丸関連グッズ(ポストカードなど)販売
    • 蛍丸パネルの音声CDガイド ... 200円
  • 通潤橋資料館
    • 通潤橋関連の展示 ... 300円
    • 蛍丸パネル展示 ... 無料

大きく二つにわかれていますね。

通潤橋について異様に詳しくなる

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解説のおっちゃんが熱い人でした。
事前に1時間かかると聞いていたので、覚悟してましたがまあ、詳しい。
これは、ずっと聞くと時間なくなると思いましたがとことん聞いてそれはそれで楽しかったです。

音声ガイドを借りて蛍丸パネルを堪能

ただ、通潤橋だけが目的じゃないので切り上げます。
すまんな、おっちゃん、これでも蛍丸狙いなんだよ。

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音声ガイドは物産展でレンタル(300円)。まさかのCDポーダブルプレイヤー。
パネル展示なのか、展示は無料。蛍丸がめちゃくちゃ好きな人向けですね。
約20分の音声ガイドは充実。これだけでも買いですが、公式はまだ販売未定とのこと。

解説中心で、200円のパンフレットとあわせて、あ、なるほどな!となりました。
さらに調べたい情報は、手元に抑えることができたので、捗りますね。


今更ですが、蛍丸好きです(もちろん、クラウドファンディングで蛍丸の蛍になりましたよ)。

通潤酒造さんでツアーと試飲を楽しんだ

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物産展で道案内をしてもらい、通潤酒造さんへ頂いた地図を元に移動。
本来なら、この時間でバスに乗って戻る予定でしたが、せっかくの機会だしと訪れることにしました。
一応、帰りのバスの時間は抑えて計算して、のんびりお話を聞きに行きました。

仕込みの時期はすぎているとのことで、ゆっくりツアーでお話を聞くことができてありがたかったです。
通常は、15分~20分のようですが、30分以上丁寧に案内してもらいました。

割り水がおいしくておいしくて。

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試飲までさせていただき、満足して発売したばかりの梅酒と酒粕漬けを購入です。
好みは平家。純米酒好きなので。

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次は、仕込みのシーズンの時期に来たいですね(雪が降る地域らしいので、車で来る人は要注意です。)。

島田美術館戦国無双漬け

通潤橋でバスを一つおくらせただけで、すっかりお昼。
ここから、熊本交通センターにまた戻るわけですが、この時点でなんと15:30です。
お昼は熊本ラーメンと決めていましたが、ランチ時間がずれており、適当に食べ歩いて移動です。

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次は、熊本物産館近くのバス停前へ。センター中心地から一番遠い場所にあります。
13番乗り場の1,2のバス。島田美術館近くの慈恵病院前へ降車。これが、楽でした。
目当は、特別展「戦国無双の刀剣展 in 熊本」です。


ぶっちゃけ、戦国無双やったことないのですが、このコラボ展示はすばらしかったです。
二次元と刀剣のコラボはほかでも聞きますが、現代刀匠さんのすばらしさも間近で感じられるので、
こういったイベントはどんどん告知して広まるべきだと感じました。撮影は一部OK

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お気に入りは、本多忠勝の蜻蛉切写しの根本の「本」。
ゲームだともっと豪壮な槍でしたが実物の蜻蛉切に似せてますね。
お土産コーナーも充実していたし、銘切りもやっていたので、好きな方にはたまらないかと。

新刀展示について

江戸時代付近の刀の展示(撮影禁止)もありまして、これもなかなかよかったです。

  • 短刀 兼吉(善定)
    • 25.5cm
    • 銀装拵オサレ
    • 撮影できなかったけどガラシャの短刀です。
    • 重ねがめっちゃ分厚い
    • 直刃調なんだけど鋒に向けて斜めに傾くのがおもしろかった
  • 晴思剣(せいしけん)
    • 織田信長所用 細川忠興拝領
    • そりのない脇差
    • 荒々しい小のたれ。大鋒が全体のバランスでも目立ちすぎる異常さ
    • 命名解説に茶坊主に化けていた間者を討ち果たしたい思いを晴らしたからて(どっちのうらみだ)

ほかにも展示ありましたが、ここに来てやっぱ実物の刀剣はいいなーと感じました。

熊本らーめんで旅の締め

また、熊本交通センターに戻って、物産展でおみやげを買いました。
その後、名物の熊本らーめんをド定番の黒亭でいただいて、今回の旅は終了です。

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なお、外に出るたびに土砂降りの天気に変わる雨運をどうにかしたくなる旅でもありました。
ほかによりたかったですが、いいお時間でしたね。

これで、熊本遠征編は終了

渋滞にまきこまれて、余裕をもっての空港到着が、出発20分前ギリギリ前到着であぶなかったです。
バスの運ちゃんありがと!

最後のおみやげは蛍丸

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熊本遠征がえりの朝にご対面。
いい旅でございましたとさ。

おいしかったお土産

  • 誉の陣太鼓
    • 定番。ようかん。賞味期限も持ちますし、冷やしてたべると大変おいしいです
    • 空港で販売
  • いきなり団子
    • 定番。冷凍された状態で持ち帰れるので保存が聞きます
    • レンジで少し温めるだけで簡単に食べることができて中のお芋がおいしい。
    • 空港で販売
  • ネギパン
    • 熊本産の葉ネギを使った「日本全国ご当地パン祭り」で知名度をあげたネギのつまったパン
    • 賞味期限はその日のうちが理想ですが、おいしかったです
    • 物産館やスーパー販売
  • 松風
    • テレビでも話題の日本一薄いお菓子です
    • これが、大変くせになる味でおいしい香ばしさ
  • 御飯の友
    • 日本の元祖ふりかけです。実は。昔はまってました。
    • やっぱり、美味しいですねー
    • こちらもおみやげ屋で。
  • 「山の都に咲く梅酒」
    • 通潤酒造さんからは、梅酒を選択
    • 日本酒に漬け込んだ梅を使っているのですが、大変好みのお味。夏のお供になりそうです。

おわりに

九州復興割と蛍丸の押形におされての決行でしたが、今の熊本を見ることができた旅となりました。
また、すでに情報発信してくださっているかたの情報のおかげで今回の旅は順調に進みました。
九州復興割もフォロワーさんにおしえていただいての情報だったので、私ももっと情報をのこしていきたいです。

公式でツアーなどもやってますので、熊本行くかたの情報の助けになれば幸いです。