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#とうらぶ男子

男が刀剣乱舞にはまった。ゲームをきっかけに博物館へ刀剣を見に行ったり、関連する土地に足を運んでみたり

特別展 備前刀剣王国 の 講演会『備前刀はおしゃれ』を聴いてきた

刀剣博物館は今、備前刀の特別展をやっています。
「特別展 備前刀剣王国」ですね。
前期は終わったので現在、後期が開催中(2015年11月1日まで)。
その催しの一環である 佐野美術館 館長 の 渡邉妙子さんの講演会 に行ってきました。

今回は、そのレポートです。 あと、刀剣博物館に最近行ってきた情報をまとめておきます。

まとめ

  • 日本刀は世界一美しい
  • 備前刀を通じて日本の 様と美 を兼ね備えた職人気質を知る
  • サインもらっておけばよかったかなーと思いつつ、必ず佐野美術館に行くことを決意

刀剣博物館

公益財団法人 日本美術刀剣保存協会

国内有数の刀剣専門の博物館です。
ホームページに詳細は記載されていますが、刀剣文化を守り育んでこられているそうです。
場所もホームページに最寄り駅の参宮橋からの道のりが簡単に紹介されていますよ。

講演会の申し込み方

往復はがきでの応募でした。今まで書く機会はなかったのですが、博物館では一般的なんですかね。
ホームページよりリンクをたどると応募方法が記載されているので申請。無事に参加OKの返答はがき。
遅めの応募とはいえ、申し込んだら50人めぐらいだったのでけっこう参加者が多いなーという印象でした。

当日

館内の4Fが講義室で今回はそこでお話を聞くことができました。
以下、感想をメモにして残しておきますね。
こういったチャンスはめったにないのでチェックしておくといいお話聞けますよ。

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講演会『備前刀はおしゃれ』の感想メモ

  • 女は刀を触っちゃいけないとか言われながらいい時代になったお話を聞く
  • オープニングからとーはく三条 三日月宗近 見に行った人!でハーイと手をあげる(けっこう多い)
  • 現在、登録されている日本の刀剣は約300万本
  • 大東亜戦争で100万本ほど、失われたと言われている
  • 関東大震災明治維新、古くは刀狩りと節目でいくつか失われている。それでもこの数。
  • 12世紀〜16世紀の約400年が日本刀の全盛期
  • 昔は直刀。長かった。紹介写真では95cm。150cmほどの日本人の身長に比べると長い。
  • この100cm級は今も作ること自体が大変。位の高い人がつくっていたのだろう
  • ここでの紹介は、坂上田村麻呂所持の作だった。蝦夷鎮圧後の政策のステキさを語ってくれた。
  • 反りが生まれる。ぬきやすいから、とのこと。また、突きやすい。
  • 突きやすいとは、ひねるだけで相手にダメージを与えることができるから。まさに武器。
  • 腰反りの特徴は日本の長弓と同じく手元が沿った状態が扱いやすいとのこと。
  • 源平合戦の頃には、刀剣の反りはひとつの完成形の時代を迎えたようだ
  • 太刀と打刀の違い。銘の打ち方。向き。その中でも立ちを打刀にしたものの展示の表には注目
  • 刃文の話を写真を元にお話される
  • 丁子は、丁子の実から来ているとのこと
  • 備前の腰反りがより手元で鎌倉時代の備前刀は上に上がる
  • 室町時代と鎌倉時代の刀の比較として先反りの有無は比較特徴としてわかりやすい

どこにでもある鉄を研磨して鍛錬して宝に変えたんだなーという感想をもちました。
日本刀を大事にしてほしい、が、すごい伝わりました。

質問者の質問レベルが高かった

  • 1時間30分で終了後の残りの30分がすべて質問時間でこの時間のお話が大変おもしろかった
  • 鉄の色 ... 青く澄む。これが、一番。京都の鉄はいい。粟田口吉光
  • 鉄の色で鑑定するのに10年はかかるぐらい鉄は難しい。
  • ろうそくの火で鑑賞するのが一番いいそうな。LEDダメだって。
  • 京都の鉄はどこから来た?の質問に対して
  • 鉄はどこから来たのか?謎のまま。今も科学的分析してもわからないまま研究中らしい。
  • また、古い刀には鉄だけじゃないもの(例えば、銅)が含まれており、日本産なのかしら?とも
  • 鑪は、るつぶ式に比べて不純物が混ざりやすい。その中でいいものを取り出す。
  • 玉鋼 という言葉自体、研究者による新しく呼ばれた言葉らしい!このあたり詳しく知りたいなー。
  • 鉄、は本当に謎の物質。銅や金はわかりやすい。例えば銅なら、鎌倉大仏の銅は山口県産とか解明されているそうな。
  • 孫六などの美濃が有名になったのは、斉藤一門が大事にしたから?かなと
  • どこにでもある鉄をここまで磨き上げていることがすごい
  • 職人気質は奈良時代からたどれて、拵などずっと分業で作ってパーツごとに専門家がいた。こだわりが強い
  • 思い出深い刀剣は?と聞かれて、 伏見貞宗 。感情が動いた。涙としたとのこと。
  • 後期展示の 小反物(こぞりもの) について。まだ、謎が多いそうだが研究対象としては外せないとのこと
  • なんで、直刃だけじゃなくていろんな刃文があるんですかね?には直刃も大変だし、鉄の種類にもよるとのこと
  • 刃文の話を聞いていると、鉄の良し悪しもあるんだなと感じたし、何より職人気質のシャレなんだと感じる。
  • 新刀で うつし のを再現した人がいるみたいだが、その再現は今後もあるかわからないぐらい謎の技術。たまたま?それとも。

講演中は、日本刀の教科書片手に聞いていました。

著者のかたですよ!内容がリンクして大変おもしろく聴けました。
講演のコーナーで販売していて、サイン会もしていましたね。

日本刀の教科書

日本刀の教科書


刀剣博物館には何度か行っています

私は、今回の訪問が今年3回め。
特別展の前期と、あと、後期は澤田さんのOFF会に参加して鑑賞を楽しんできました。

前期はとにかく光忠がすごかった

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とにかく 長船派の祖の光忠 は飛び抜けていました。
天才、これが天才だ!という感想をもってすっかりファンですね。
備前がとにかく細くて綺麗で、のちの後期の展示と照らして思いましたが、やっぱ日本刀は古刀だなーって素人目に思っちゃいます。

2回目の後期はOFF会で鑑賞を楽しんでいた

blogs.yahoo.co.jp

この日は鑑賞以上に勉強しにいったとなーという感想でした
今までの知識が統合されて疑問点も解消できて少し詳しくなれたように思います。

澤田さんの情報をもとに最近は勉強させてもらっています。
以下、興味を持たれた方はご参考にリンクをはっておきます。

HP: 悠樂菴倶楽部「日本刀の世界」 - Yahoo!ブログ
twitter:悠樂菴(澤田康則) (@gouyosihiro) | Twitter


また古備前が見たい!光忠が見たい!そうだ佐野美術館があるじゃないか

ここまで読んでいただいた方は、前期の古備前が見たかったなーと思いますよね!
私もまた見たいです
そこでですよ。今回、講演でお話くださったかたは、佐野美術館の館長。
そして、その佐野美術館で国宝だらけの備前刀剣王国の展示をやるんです!!!

絶対に行くぞー。

www.sanobi.or.jp

刀剣乱舞やっててよかった。今、めちゃくちゃ楽しい。